実は、必要な生命保険の金額は「公的保障」で大きく変わります 🧮
万が一のとき、遺族年金などの公的保障だけでも月10万〜15万円前後を受け取れるケースが多くあります。
そのため、生命保険で準備すべき金額は「足りない生活費 × 年数」でOK。
- 🏠 たとえば、妻・子1人の家庭で残された家族が月25万円で生活したい場合…
- → 公的保障で月13万円受け取れるとすれば、月12万円 × 15年 = 約2,160万円が必要保障額の目安になります。
つまり、「収入が減るからとりあえず高額な保険」という発想ではなく、
“公的保障を引いた”足りない金額だけを保険で備えるのが、賢い選び方です。

ねえあおくん… 生命保険って結局、いくらくらいかけとけば安心なの?
人によって違うって言われても、目安がわからないと不安なんだけど…

たしかに、「必要保障額」って言われてもピンとこないよね。でも大丈夫。
まずは、公的保障の「遺族年金」がどれくらいもらえるかを知ると、必要な保険金額のイメージがぐっと具体的になるんだ。
遺族年金でどのくらいまかなえるの?
万が一、世帯主が亡くなった場合、残された家族は「遺族年金」という公的保障を受け取ることができます。
この金額は、加入していた年金制度や扶養家族の人数によって変わりますが、毎月10万~15万円前後になることが多いです。
家族構成 | 受け取れる遺族年金(月額) | 備考 |
---|---|---|
専業主婦+子1人 | 約13万円 | 遺族基礎年金+加算あり |
専業主婦+子2人 | 約15万円 | 2人目以降加算あり |
共働き+子なし | 約5〜7万円 | 遺族厚生年金のみ |
独身(親扶養) | ほぼゼロ | 原則対象外 |
※あくまで目安金額です。実際は年収・保険料納付年数などで異なります。
たとえば「月25万円は必要」と考えていたとしても、遺族年金で月13万円もらえるなら、足りないのは月12万円。
これが15年間必要とすれば、生命保険では「約2,160万円」あれば安心という考え方になります。

えっ… 保険って、「足りないぶんだけでいい」って言われるけど、
実際は2,000万円以上も足りないとか全然『だけ』じゃないよね…!😳

たしかに金額だけ見るとびっくりするよね。でも、必要な金額をちゃんと試算して、ムダのない保険を選ぶことが大事なんだ😊
実際に必要な保障額の考え方
「いくら保険をかければいいか?」を決めるには、残された家族がこれからどんな生活をしていくのかを考える必要があります。
ポイントは、生活費だけでなく、将来のライフイベントも含めて考えること。
- 🏠 生活費(食費・光熱費・日用品など)…月20万〜25万円
- 🏫 教育費(小〜高校・大学など)…子1人あたり約1,000万円
- 🏥 医療費・介護費など…年10万〜数十万円
- 🚗 車や住宅の修繕・買い替え費用
- 💰 老後資金(配偶者の分)…数百万円〜
もちろん全てを保険でまかなう必要はありませんが、「公的保障ではまかないきれない分」を保険でカバーするというのが基本の考え方です。
(生活費 × 年数)+ 教育費などの一時金 − 遺族年金などの公的保障
たとえば:
月25万円 × 15年(4,500万円)+ 子どもの教育費1,000万円 − 遺族年金2,340万円
→ 保険で備えるべき金額は約3,160万円

なるほど、計算式でなんとなくわかってきたけど…
やっぱり自分がどれくらい必要なのかって、ピンとこないかも…💭

そうだよね。じゃあ次は、家族構成別にどれくらいの保険金額が必要か、具体的な目安を見てみようか!
保険金額の目安を出してみよう
ここまでの内容をふまえて、実際にどのくらいの保険金額を準備すればよいか、家族構成別に目安を見てみましょう。
家族構成 | 生活費(月額) | 必要年数 | 遺族年金(目安) | 必要保障額(概算) |
---|---|---|---|---|
妻+子1人(小学生) | 25万円 | 15年 | 13万円/月 | 約2,160万円 |
妻+子2人(未就学) | 27万円 | 18年 | 15万円/月 | 約2,592万円 |
共働き・子なし | 20万円 | 10年 | 5万円/月 | 約1,800万円 |
独身・親扶養なし | ー | ー | ー | 基本的に不要 |
※遺族年金額・年数は想定ベースです。実際は年収や子どもの年齢により異なります。
ざっくりした金額でも、自分に当てはめて考えることで「なんとなく不安だから入る」から卒業できます。
自分の家庭にはどのくらい必要か?気になる人は、簡単なライフプラン表を作ってみるのもおすすめですよ!

必要な保険の金額って、感覚じゃなくてちゃんと根拠があるんだね!
なんとなくじゃなくて、ちゃんと自分の生活から考えるって大事だね✨
まとめ
- ✅ 公的保障(遺族年金)で月10〜15万円程度は受け取れることが多い
- ✅ 保険で準備すべき金額は、「足りない生活費 × 年数」+教育費など
- ✅ 家族構成によって、2,000万〜3,000万円の備えが必要なケースも
- ✅ 「なんとなく」で決めず、自分の家庭に合った金額を見積もるのが大事!
「いくら必要か?」がなんとなくでも見えてきたら、それだけで大きな一歩。
あとは、あなた自身の生活に合わせて、じっくり考えていけば大丈夫です😊
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